冒頭陳述要旨

業務上過失傷害

被告人 野村一也

第1 被告人の身上,経歴等

  1. 被告人は,福岡県で出生し,平成4年に大学を卒業し,本件犯行時,不動産会社に勤務していた。
  2. 被告人は離婚歴1回を有し,現在,独身である。
  3. 被告人は窃盗前科3犯(いずれも執行猶予前科)を含む前科5犯を融資、本件は、前刑(平成14年5つき7日宣告、住居侵入、窃盗、懲役1年、4年間猶予、付保護観察)保護観察付き執行猶予中での犯行である

第2 犯行に至る経緯,犯行状況等

  1. 被告人は,平成16年2月6日朝,所有する普通乗用自動車を運転し,横浜市金沢区の自宅を出発し,同市鶴見区の勤務先まで向かう途中,同日午前8時ころ,横浜市中区本町5丁目49番地付近道路の第2通行帯を走行し,同所先の信号機により交通整理が行われている丁字路交差点(以下,「本件交差点」という。)にさしかかり,本件事故を惹起した。
      犯行状況については,公訴事実記載のとおりである。
  2. 被害者山*幸*は,原動機付き自転車を運転し,横浜市南区の自宅から,同市中区海岸通の勤務先に向かう途中,本件交差点にさしかかり,対面信号機の赤色信号表示に従って,本件交差点手前で停車していたところ,同信号機が青色の信号表示に変わったことから,同交差点を右折進行すべく,同交差点に進入し,本件被害にあった。
  3. 被害者佐**政*は,横浜市中区海岸通の自宅から,桜木町駅に向かい,徒歩で通勤する途中,同交差点の桜木町方面出口に設置された横断歩道にさしかかり,同所の歩行者用信号機が赤色信号を表示していたため,その手前歩道上で知人らとともに待機していたところ,同信号表示が青色の信号表示に変わったことから,知人らとともに横断を開始し,約2メートルはど進んだ地点で,交差道路左方から,被告人運転車両が湾曲しながら接近してくることに気づき,これを避けようとして,反転し,歩道上に戻ろうとしたが,転倒し,本件被害にあった。
  4. 目撃者保*尚*は,被告人運転車両の対向第4通行帯上において,自身の対面信号機の赤色信号表示に従って,前記横断歩道手前の停止線直前に停車し,交差道路の信号機(被害者山*幸*の対面信号機)の信号表示を見ながら,自身の対面信号機の信号が右折可の青色右折可矢印の信号表示に変わるのを待っていたところ,交差道路の信号機が青色信号表示に変わったことを認め,その後,同人運転の原動機付き自転車が交差点に進入し,本件被害にあった状況を目撃した。
  5. 本件事故後,被害者山*幸*が警察に通報した。

第3 その他情状等

以上