最終更新:2005/10/16

スピード規制の国際比較

各国のスピード規制は、自動車専用道路・一般道路(郊外)・市街道路、この3つに分類される。

注1) 日本でいう「普通乗用車」に対する規制を比較した。
注2) 住宅街には、別の規制があると考えてください。
規制速度の高いからといって、 生活道路の規制速度も高くなっている訳ではありません。
注3) ドライバーの行動を反映した規制は守られる。
関越道,東北道のように、100キロ規制なのに120~130キロで流れているからといって、
規制速度を120キロにしたら、
流れが140~150キロになるとは限りません。

道路種別⇒ 自動車専用道路 一般道路(郊外) 市街道路
ドイツ 制限なし(推奨130km/h)
(規制された区間もある)
100km/h  50Km/h
フランス 130km/h(雨なら110km/h)  90km/h(片側2車線なら110km/h)  50Km/h
イタリア 130km/h  90km/h  50Km/h
スペイン 120km/h  80~100km/h  50~60km/h
スイス 120km/h  80km/h  50km/h
オランダ 120km/h  80km/h  50km/h
ポルトガル 120km/h  90km/h  50km/h
イギリス 112Km/h (70MPH)  96Km/h (60MPH)  48km/h (30MPH)
日 本  80km/h 一般有料道路
100km/h高速道路
 50km/h(片側2車線なら60km/h)
北海道の原野をつらぬく一直線の道路でさえ、
 信号のない区間が数キロ続かない限り、
 片側1車線の道路は50キロ規制とされている
 40km/h
(片側2車線なら50km/h)

 アメリカでの速度規制は、州ごとに定められている。 規制の権限は、各州のDOT(交通省)にあり、州DOTの決めた規制に基づいて地域警察が取締りをおこなう。
 一般道路では55MPH(約90km/h)がほとんどだ。
※参考までにミッドウエスト地区の一覧(ミネソタDOT)
  なお、アメリカの自動車専用道路は特殊な道路を除いてすべてが無料だ。また一般道路との垣根も低く、「いつも間にかハイウェイを走っていた」という感じなので、道路種別毎の規制を日本やヨーロッパと同レベルで比較すべきではないだろう。
念のために各州のスピード規制一覧(IIHS)
  規制の数値はともかく、アメリカにはニッポンのような「取締りによって警察が潤うシステム」がないので、取締りは適正なレベル(ドライバーの納得いくレベル)に落ち着いているようである。


 ニッポンの「取締りによって警察が潤うシステム」については、反則金のゆくえで触れたとおり、“規制権”と“取締り権”の両方を警察が握っていることに要約することができる。 ニッポン警察は、さらに“運転免許に関する権限”までも手の内にあるために、その権限は世界に類をみないほど絶大だ。
 このように絶大な権限を持つニッポン警察に対し、アメリカの警察は、規制権も、自動車運転免許に関する権限も持っていない。
 運転免許(licence)はDMVで、交通規制(regulation)はDOTの所管にある。警察は取締り(enforcement)だけなのだ。