欧米の市街道路では、車道と歩道とが、ガードレールや立派な植樹帯でガッチリと区切られることはない。
日本では、「安全・安心まちづくり」というキャッチコピーのもとで、莫大な予算が注がれた公共事業がすすめられている。
カネに糸目をつけない日本の公共事業は、歩道と車道を完全に分断し、同時にオンストリート・パーキングを完全に排除しようとしている。
郊外では、「一般道路の高速道路化」がすすんでいる。
これらの費用の財源は、ドライバーやライダーが払うガソリン税などを源とする道路特定財源だ。